Cross Fields

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本当にすごい日だった。たくさんの発見をし、色々なことを学んだ。本当に自分は未熟だと感じた日だった。


バイシェンのプログラムでお目にかかった小沼大地さんが起業した、NPOのクロスフィールズの説明会に行ってきた。
私は将来は国際協力の分野で働きたいという思いがあるが、キャリア的にどのようなステップを踏めばいいかわからなかった。一人で考えても無駄だと思い、クロスフィールズの採用説明会に応募した。
なぜクロスフィールズを思い浮かべたかというと、小沼さんはJICAの青年海外協力隊としてシリアに派遣された後、マッキンゼーに入り、起業したという経歴の持ち主だったからだ。自分がやりたいと思うことを全て実行してきた人物だ。


クロスフィールズではプロジェクトマネージャーを募集しており、説明会に来ている人は私以外皆社会人だった。しかし、ただの社会人ではなく、若い頃からずっと国際協力への情熱があり、社会人として働くうちになんらかのモヤモヤを持っている人が多かった。自分の仕事が誰かのためになっているか実感できていないため、何のために働いているか分からなくなっている状況だ。やはり社会は厳しく、めまぐるしい忙しさの中、情熱を燃やし続けるのは難しいのだろう。しかしそれでも今日のような説明会に来る意識のある人たちは尊敬できる。


私は、キャリア相談みたいな目的で説明会に参加したが、他の社会人は皆プロジェクトマネージャーのポジションを狙ってガチで来ている。私は皆の熱気に圧され、何も言えなかった。しかしこのような職場で働きたいと確信した。


学んだこと。
1. まず、様々なバックグラウンドを持つ人と関わる大切さを学んだ。自分と全く年齢・置かれている環境が違う人と関わることにより、自分が普通だと思っていたことがいとも簡単に覆えされる。カルチャーショックの連続である。色々な人の中でも、社会人と繋がりを持つのは大切だ。やはり実際に私が想像も出来ないことを経験してきた社会人は、考え方がやはり成熟している。もらえる刺激は無限大である。


2. 成長するには、自分を常にチャレンジできる環境に置くことが必要である。失敗なしには人間は成長できない。厳しい環境でないと学ばない。大学という守られた環境でぬくぬく受動的に生きていては何も身に付かない。


3. 人は環境の産物である。
自分で努力して獲得した結果だと思っても、それは環境のおかげである。
自分が今こうしてここにいるのも全て親が整えてくれた環境のおかげだ。英語の学校に行かせてもらい、高い学費を払って私立高校と大学に行かせてもらっている。自分でも努力はしたが、努力できる機会をくれたのは親だ。
様々な人と会う過程で、早稲田はボンボンの集まりだということを何回も言われた。私自身ボンボンだし、周りもボンボンだ。そのような世界で生きているという認識を出来たことだけでも大きな収穫である。


4. 当たり前だが自分はまだまだ未熟で世間知らずで甘い。何も知らない。本当に何にも知らない。


じゃあ今自分は何ができる?
今やらなければいけないことをちゃんとやることだ。勉強、バイト、サークル。
また、様々なバックグラウンドの人と繋がりを持つ。こいつはバカだと絶対に見下さず、どのように人材として育成するか考える。機会があれば絶対に掴み、最後までやる。最大限に努力する。考える暇があるならば、行動する。